持ち家か賃貸どっちが良いか問題【松澤弘康】

持ち家か賃貸どっちが良いか問題について松澤弘康がズバット検証します!

ファイナンシャルプランナーの松澤弘康です。本記事では持ち家か賃貸どっちが良いか問題について解説していきたいと思います。

持ち家と賃貸の大きな違いとは?

持ち家と賃貸の大きな違いを挙げてみましょう。

  1. 自分の資産になるか、ならないか
  2. 毎月の固定費
  3. 税金
  4. 引っ越しのしやすさ

「持ち家か賃貸どっちが良いか問題」で良く議題に上がるのは、住居にかかるコスト(損得)と自由度についてだと言えます。

持ち家の購入は、賃貸と違って一戸建てにしてもマンションにしてもローンの支払いさえ終われば自分の資産となります。一戸建ての場合は、購入した土地も資産になります。住居の資産価値は経年劣化とともに低下していくという点もあるので、一概に持ち家が良いとも言い切れませんが……。

引っ越しのしやすさを大きな違いとして考えている人も多いと思います。引っ越しを伴う転勤が多い方は、持ち家を買っても住み続けられないリスクを思うとマンションにしろ一戸建てにしろ「持ち家」の購入に躊躇してしまう、という意見はよく聞きます。

それに、家って間取りを見たり内見したりしたとしても、正直住み始めないと住み心地は分からないなんて事もあります。住んでみて気に入らなかった場合のショックは、持ち家の場合だとはかり知れません。その点、賃貸であれば次の賃貸さえ見つけてしまえばすぐに引っ越しができますし、身軽のように感じます。

それでは、持ち家と賃貸、それぞれのメリットとデメリットについてもっと詳しく掘り下げていきましょう。

持ち家のメリット・デメリット

持ち家のメリットは、自宅が自分自身のものであるという点です。住宅を買う際には住宅ローンを組む方がほとんどと言えますが、その支払い期間はおよそ30年〜35年ほど。上手くやりくりをして繰り上げ返済を行い、ローンの支払期間を短くする人もいます。

注文住宅などの場合は、家を建てる段階から自分の希望を取り入れやすく、自分好みで快適に過ごせる家を建てられる点も大きなメリットです。壁にものを飾りたい場合にも、壁の穴を気にする必要はありません。さらに、ローンの支払いが終われば、自宅が資産となる点もメリットと言えます。

持ち家のデメリットは、一度家を建ててしまうと、引っ越しをするのがとても難しくなってしまう点です。引っ越しをするために持ち家を賃貸に出すという方もいますが、立地条件や内装によっては借り手が中々見つからないという場合もあります。

また、持ち家の場合ローンの返済が終わった後でも修繕費(リフォーム代)などは別にかかる事を忘れてはならず、家自体の固定資産税も継続して払わなければいけません。ローンがなくなった後も完全に支出が発生する訳ではない事は留意しておく必要があります。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリットは、引っ越しのしやすさにあります。カップルや夫婦などは、2人暮らしのうちは2LDKのコンパクトな家で過ごし、家族が増えたらファミリータイプの部屋に引っ越し、子供が成人して家を出たらまた小さめの家を借りたい……など自分たちの身の丈や過ごし方に合わせて住む家を変えたいと考えている方もいます。

それだけではなく、地震や火災などの災害でその土地に住めなくなってしまった場合や、ご近所トラブル・転勤・離婚などで現在住んでいる家に居続ける事が出来なくなってしまった場合でも、賃貸であれば気軽に引っ越すことができます。

また賃貸では、住んでいる間に経年劣化で(故意や過失ではなく)壊れてしまったものに関しては、管理者に連絡すれば費用の負担なく修繕して貰えることもあります。

賃貸のデメリットは、住んでいる間ずっと家賃を払い続けなければならないことです。家にあらかじめ備え付けられていたエアコンなどの家具も「借りたもの」なので、他人の物であるという事を忘れず、丁寧に扱う必要があります。

先ほど、経年劣化で壊れてしまったものに関しては管理者に費用を負担してもらって直してもらえる場合があると書きましたが、逆に故意や過失によって壊してしまったり汚してしまったものに関しては、借主が弁償しなければなりません。壊れたものを壊したまま出ていくことはできません、借りているだけなので当たり前ではありますが。

また、賃貸は自分の所有物ではないため、ずっと家賃を払い続けていても自己保有の資産として残らない点も場合によってはデメリットとなります。

持ち家と賃貸どちらが向いているのかの判断基準とは

様々なサイトで実際に持ち家と賃貸どちらの方がコストがかかるのかという検証を載せていますが、条件によって大きく差が出てしまうため、費用に関してはあくまでも参考程度に留めておいた方が良いと僕は思います。

そして、結局のところ持ち家と賃貸どちらが向いているのかは、住む人によって変わります。

まだライフプランが定まっておらず、結婚や転勤などによる引っ越しが必要になる可能性がある人や、老後に向けてしっかりと貯金していける人の場合は、賃貸が向いていると言えます。

逆に、しっかりとライフプランや予算が定まっていて、安定した収入も見込め、ひとつの場所に定住していける人の場合は、持ち家の方が向いているのかなと思います。

ただしこれも、あくまでも「そういう傾向の人が多い」という意味での向き不向きなので、参考程度に心に留めてもらえると良いと思います。とくに、若いうちには金額的なリスクを優先した選択肢が、年齢を重ねるにつれて自身の首を絞める結果になりかねない事もあります。

それについては、こちらの動画でかなり詳しく説明していました!
騙されないで!【賃貸vs持ち家】どっち論争。【怖い真実ぶっちゃけます】正しい選択肢とは!
持ち家と賃貸の選択方法について、最大のリスクを「住む所がない」という視点から説明していて、とても面白いです。

最後に:持ち家か賃貸どっちが良いか問題について松澤弘康が感じたこと

人間が安心して生きていくためには、住居はとても大切です。それが分かっているからこそ、「持ち家」か「賃貸」かで悩む人もたくさんいます。

「持ち家」と「賃貸」どちらにもメリット・デメリットがあり、その人のライフプランによっても大きく変わってくるため、一概に目の前の損得だけで「こちらが良い」と言えるものではありません。

持ち家か賃貸かを選ぶ際は、自分の年齢やライフスタイルをしっかり考え、数年先の自分や老後の自分の生活、支払い能力まで頭に入れながら、後悔しない家選びをしてくださいね。